W還ライフスケッチ 102

「場違い」「間違い」「筋違い」

 

今日はゴールデンウィークのせいか、町で小さな子供をいっぱい見かけました。

みんなみずみずしく、ジージに媚びたり、母親に命令したり、鋭い眼差しで指先確認(?)したりしています。

 

いつ頃からジージやバーバって言い方が定着したんでしょうね?

初めて聞いてからはずいぶん歳月が経ったような気もしますが・・・。

まあ響きもかわいいからいいんですけど、居酒屋に来てまで自分のことをジージやバーバという

家庭内役割用語で自称するのは、あまり微笑ましくはないですね、これがいわゆる「場違い」

 

八百保のお客さんから、聞きかじった話なんですが、よくお勘定の時、「お愛想っ」て言ってしまいますが、これは「筋違い」なんだそうです。

お客さんに「いくらですか?」って聞かれたときに、「はい何番カウンターさんにお愛想っ」て感じで聞こえよく伝えるための板場(カウンター)内の用語で、客が自分で言うのは筋違いだそうです。そう言われてみれば確かにそうかもって感じはしますね。

 

こうしてタイトルに並べてみると、もっともよく使われている「間違い」が、もっともデリケートな言葉のような気がします。確かに相槌や応答の間の悪い人っていますが、間が違うってどういうことなんですかね?ほんまにわからんですね。その割によく使ってますよね?それは間違いやろとか、まあ例を挙げる必要もないくらい。

ただ「間違いだらけの人生」というように表現に時間軸が入ってくるとなんとなくわかるような気もしますね。

「今、それをしてる場合と違うやろっ」て感じが間違いの本来の意味?

 

なんにしても「それは間違いや」ってその場で決めつけるのは間違いのようです。間違いかどうかは、時間が経ってみないとわからない、俗に言う歴史が証明するって奴でしょうか?