「すべての不幸は比較することに始まる」
最近、2軒ほどふだんは入らないようなおっさん居酒屋でない店に連続で足を踏み入れる機会があって、ちょっと時の流れに抵抗を感じてしまいました。(そっちへ行くなっ!)
地酒を枡に溢れさせ、正味の量がわからんような出し方を好もしく思っていましたが・・・。
たまたま入ったそのお店は、日本酒90ml600円表記。ふ〜んという感じで、まあその時は
酒の表記も変わったもんだと、さほど違和感もなく3杯ほどいただいて、お料理もしっかりしていたので
また来てもいいかなと思えて、まあ機嫌よく出れたのですが・・・。
次にひょんなことで入ったお店も1グラス90ml表記。ここは酒のレベルは同等なのに450円。
当然、とっさに比較意識が噴出。安いやんええやんとその時は思いましたが、結果
90ml600円の、良い感じのお店に行けなくなってしまいました。
「全ての不幸は比較することに始まる」ニーチェ、ツァラツストラはかく語りきより(多分)。
酒には酒にふさわしい表記、あいまいでいいやんという気がします。
例えば中ジョッキ。いろいろですよね、サイズ。
徳利もい加減ですよね?やたら入れ口が大きかったり、超上げ底やったり。
熱燗ダブルって言っても、お値段倍で、量は倍もなかったり、なんかそんなあいまいさが
楽しいと思うんだけど。
スーパーでは1円でも安いものを買いたくなるとかよく言いますが、まさにそんな感じ。
90mlという、つい比較してしまうような表記は、スーパーじゃないんだから、酒場の日本酒では止めてくれって言いたい。
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