W還ライフスケッチ 171 |
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お詫びと訂正
メールの件名欄によく使うこのタイトル(ダメじゃん!)
お詫びと訂正したいのは、前回のブログの史実に無知で安易な作者批判です。
「雪に残る下駄の跡は三の字でした。下駄の歯の2本と下駄の前部が雪に刻まれる3本 これってつま先で蹴るような靴歩きを、下駄を履いてもしている自分の未熟かと思い 下駄風に歩いてみようと努力しましたが、どうしても下駄の前が雪に触れ三の字になります。 この作者は、ほんまは、下駄で雪の上を歩いてへんなと思ってしまいました」
♪消えないあやまちに♪気が付いたのは、ふと、江戸時代までは人々は手と足を同時に前に出すナンバ歩きをしていたという説を思い起こしてしまったのがきっかけです。もしやと不吉な予感、砂地で試してみたら、そうなんです。ナンバ歩きをすれば下駄の足跡は二の字でした。
ナンバ歩きとは、右手と右足を同時に前に出す歩き方だということは知ってはいたのですが、試そうと思ってもなかなか難しく、苦肉の策で、右手で右足のジーパンの膝の外側、左手で左足のジーパンの外側をつかんで歩くとナンバ歩きになりました。そして下駄の後は二の字二の字でした。砂地なので雪とはちがうとは思いますが、砂地でもふつうに歩く と足跡は三の字なので、多分雪の上でもそうでしょう。
ネットで調べてみると、江戸時代でもナンバ歩きをしていたかどうかは疑わしいようですが、でも江戸時代の初雪の日に 着物姿の女性が、滑ってはいけないと着物の裾を持って、そっと一歩一歩踏みしめて歩かれたとしたら、下駄の跡はきっと二の字だったに違いないのです。六歌仙のどなたか知りませんがごめんなさいって感じです。
と同時に、自分の思い込み、あいまいな記憶だけで判断することの危険さ、みっともなさに思いを至らせてくれた失敗でもありました。 還暦1周目には「1を聞いて10を知り、100を調べて1を返す」なんて言ってたんですけどね、反省です。
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