W還ライフスケッチ 30

『人道主義』のご提案

 

歩道をすっごいスピードで走ってきた自転車の兄ちゃんとぶつかりそうになった。

こちらは、歩行者並みのスピードだったから衝突は回避できたけど、冷や汗ものでした。

歩道をそんなスピードで走ったらあかんやろ で 『人道主義』です。

 

人道主義とは、人を基準に道路通行ルールを考える、つまり

車はどこ走る、自転車はどこ走るといった、主語を乗り物としたルールではなく

何を利用しようが、人の移動速度だけで、通行する道路を分ければという提案です。

 

歩行であろうが、自転車であろうが、電動車椅子であろうが

時速4キロ未満で人が移動する「散歩の道」(例:商店街などのお店側)

時速4〜6キロは「移動の道」

6キロ〜30キロは、「お急ぎの道」

 

実際今でも、エンジンで走る自動車でも時速6キロしか出ないセニアカーは、歩行者と位置づけられているらしい

 

『人道主義』では、交通事故報道なんかも、人を主語にした表現となります。

・「今年の交通事故死者5千人」ではなく「移動中に人の命を終わらせてしまった人、5千人」

・「車がコンビニに突入する事故がありました」ではなく「70代男性が、不注意移動でコンビニの入口を破壊する事件がありました」

・「駅前の放置自転車300台を撤去」ではなく「自転車を持っていかれて迷惑した人が300人」

 

てな感じでどうですかね?

 

W還は、還暦を元気に2周する人生の枠組み。

W還ライフスケッチは、2周目の60年、

その折々の思いのメモ書きです。