W還ライフスケッチ 55

W還時代を暮らす街

住宅街には住めない自分を感じています。

 

大きなお家が、緑や花々を挟んで、佇むなんとか台も

学校も病院もみんなそのエリア内で用が足りるよう設計されたなんとかタウンも

どこも道路にゴミひとつ落ちてなくて、本当にきれいで静かでいい街なんでしょうけど

そのエリアを何分間か歩いただけで、気持ちが沈むというか、落ち着かないというか・・。

 

そんな街から鶴橋に帰ってきたときのこの安らぎは何?

いろいろな形、いろいろな音、いろいろな匂い、そしていろいろな顔の人たち

歩行者も自転車も予測できない動き

油断もすきもないこの街が、妙に素敵に思えます。

 

思うにこれは情報が豊かなんですね、多様で予測不能で希少性のある質の高い情報が

脳に快い刺激を与えてくれているんでしょう。

 

最近、いろいろな街をぶらっとしているんですが、本当に誇張じゃなくて、街によって住む人々の

表情、態度に大きな差があるなあと感じています。

 

でやっぱり、W還時代を生きるのは鶴橋のような街がいいなあと思っています。

東京出張から帰ってきた夜遅い環状線の車内

おっさんの大声が聞こえてきます。

「コラッ ドモんな(ピーッ)! 人に禿げ言う時に、ハッハッハッ言うな!」

大阪に帰ってきたなって実感させていただきました。