W還ライフスケッチ 68

W還ショップモデル「緑」さん

 

「緑」は千日前の小さな酒場

80歳は優に超えた先輩女性が一人で切り盛りされています。

 

ここのおつまみの最大の特徴は超エコ

このエコはエコロジーとエコノミーの両方が掛かっています。

 

例えば、スーパーに、捨てる大根の葉などを取り置いてもらい、貰ってくるそうです。

でも、小鉢として出るときは立派な料理になっています。

永年蓄積された、彼女独自のノウハウと、灰汁抜きに始まる丹念な手加えにより、おいしい酒肴になって出てきます。だから、原価なしと聞いても、お金を払うのにまったく違和感がありません。

というより、いまこうして書いているこのことに、つまり、私自身がママの店の仕入れがタダかもという

ことに気付かなかったくらいです。

 

「緑」は、神社やお寺みたいなお店でもあります。(宗教色はありません)

そうです。常連というよりはおなじみさんが、お土産にいろいろアテを買ってきて、それがそのまま即出てきます。代金に入っているかどうかは、定かではありませんが、持ってきたおじさんと話が弾んだりして、結構満足度は高いので、もしお勘定に入れられていたとしても「いいんちゃうん」という感じです。

 

還暦2周目の働き方のひとつのモデルとして、「緑」さんに注目しています。