W還ライフスケッチ 217 店の気合 畏れ少々 京の立ち飲み |
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京都の立吞み「たつみ」さんで発見した一枚の古びた店内の張り紙
飲食店ならではの、茶色く色づいた半分折れ曲がった紙が天井近くに貼ってあることに気がついて、でも文字はパッとは読めず、あまり見慣れない文章が書かれていることはわかりました。
でもなんか気になって、イーグルアイを自負する手前、根性出して読み取ってみれば、なんと「驕り酒お断り」
「どなた様に限らず掛け売りお断り」や「混雑時は2時間でお席をお願いします」は、よく見かけますがこのメッセージは、聞いたことも見たこともなかったですね。
しばらくピンと来なかったのですが、 お店の造りから見て、お店のスタッフに飲まさないでくださいではなくて、どうやら客同士の酒の驕り合い、そう、大阪の「まあ1杯飲みぃな」を止めてくださいというお店からのお願い(ご指示)のようです。
たつみさんの立ち飲み席は、四角い枠のようなカウンターを囲むように立って飲むスタイルなんですが、私の居た時間のうちには、確かにどなたもすすめ合ってはりませんでした。みんなまっすぐ前向いて、静かに飲んでらっしゃいます。
大阪のヤオヤスや中井とはえらい違いです。 これが京都と大阪の文化の違いなんでしょうかと思えるくらいです。
京都の立ち飲み経験があまりに少ないので、結論づけるのは無理がありますが、そう思えてしまえました。
で、そのことがいいことかどうか、自分にとって好もしいかどうかというと微妙ですね、立ち飲み屋で見知らぬ人同士が、一献酌み交わすのも捨てがたい場面ですし、確かにうるさいときもありますし。
まあいろんな店があってこそ、この世の中面白いということで、今日のところはひとまず。 |
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