W還ライフスケッチ 52

『タカリジェンヌ』と『タカラレダアキラ』

 

「タカリジェンヌ」と「タカラレダアキラ」は、男と女の間にあるという深くて暗い、誰も渡れぬ川に、夜毎エンヤコラ舟を出す(出典:黒の舟歌)って言うときの、舟の出し方を表す造語です。

 

行きつけの立ち飲み「ヤオヤス」で、最近よく登場する陰口用語でもあります。

そう、該当者が多いのです。

ひょっとしたら、還暦2周目の男と女の関係を表す言葉は、これしかないのかと思えるくらいです。

 

関連フレーズとしては下記のようなものがあります。

「買うのは殿方、売るのは女子」

「練炭・・・・」

 

タカラレダアキラのタイプ

@パンくず撒いて、小鳥たちが寄って来ることに心の癒しを感じるタイプ

Aまだまだ生々しい、行けそうやなと思った時だけひたすらオゴるタイプ

Bいっぱい理屈つけて、自分に言い聞かせたり、大声で奢る意味を一座にアピールしてから奢るタイプ

 

タカリジェンヌはこの裏筋ですが、Bのタイプはあまり見ません。

@無邪気に(?)奢ってもらうことを喜んでいる段階(?)

A触れなば落ちん風情で、行けそうとほのめかしながら、ヒラヒラと奢りをさそう夜の蝶タイプ

♪花が女で、男が蝶か?♪って歌もありましたけど、やっぱり蝶は女性に多いようです。

*後日修正 最近は男にも・・。

「タカリ場」としての酒場での男と女のやりとりは、巣作りも子育ても済んでしまった雄と雌、種としての役割を終えた男と女の関係を、面白いものにしているようです。

「見事なタカリッぷり」とか「笑えるタカラレ振り」とか・・

 

♪(どうでも)いいじゃないの〜 今が良けりゃ♪