米寿超えの美福屋のご主人に、「このポスターいいですね」って話しかけたら
ちょっと照れて「もう20年くらいまえのやっちゃ」
20年ってことはないやろと思いましたが「そうなんですか」
その照れぶりから、ひょっとしてこれはお店独自の、ご主人の考えを反映したポスターではないかと思えました。
酒屋でも靴屋でも、ほとんどメーカーが持ち込むポスターを店頭に貼っているだけですが、これはひょっとして自営店主の、熱い思いのこもったオリジナルポスター!だから大切に今も貼っていらっしゃるに違いない。
「こんだけチビるくらい履いてくれるあんたは健康や」と以前いただいた言葉にぴったり合うではありませんか!

以前のお話のように、桐の下駄はもったいないと輸入の固い板の下駄に選んだ鼻緒を
挿げてくださっている店主。なんかジンと来ます。子供の頃、こうもり傘の張替えをじっと眺めていたの
を思い出します。今でも自転車で修理してもらう時、横でじっとみているとなんかほのぼのしますよね?
人と人が直接ふれあい、感じあえるお仕事が還暦2周目にはよろしいようで!